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ミスドをこよなく愛する僕が新商品「抹茶スイーツプレミアム」を食して思うこと|Donut Review

創業150年を超えるお茶の老舗「祇園辻利」。2016年4月6日に祇園辻利とミスドのコラボによる新商品、抹茶スイーツプレミアムが発売されました。

まず、はじめに言いたい。今回のラインナップは思った以上にクオリティが高く、和菓子好きはもちろん、抹茶やあんこなどを普段あまり食べない方にとっても満足いただけるドーナツがそろっています。

パッケージにあしらわれた「抹茶本来」というワードは、決してハッタリではありませんでした。

本商品の抹茶の色は抹茶本来の色味です。光に当たると退色するためパッケージで保護しています

本来の抹茶は、光に当たると退色してしまうのをご存じですか?

ざっくり言うと、光が当たることによって、葉緑体を構成するマグネシウムが分子構造が崩れてしまうことに起因します。

カテキンが酸化しタンニンになる過程で退色することもあり、鮮やかな緑色を保つためにクロレラなどお茶の風味を落とす成分が入ることが少なくありません。

このことからも、見た目よりも抹茶本来の味をドーナツに落とし込むのを優先した辻利とダスキンの本気度がうかがえます。

実際、今回のドーナツに使われている宇治抹茶ホイップは、上品な苦みが感じられる納得の味。安心してお近くのミスドに駆け込んでいただければと思います。

というわけで、ここからは今回発売された7つの新商品について、ひとつひとつレビューいたします。

黒糖ドーナツ宇治抹茶白玉

ドーナツ×白玉。これだけでもう、個人的には堪らない組み合わせ。

草加健康センターで、平日昼過ぎのサウナ→休憩所の白玉を食べながら読書という過ごし方が大好きな僕としては、真っ先にレビューせざるを得ない逸品です。

草加健康センター 食事処「白樺」より。

草加健康センター 食事処「白樺」より。その2

ミスタードーナツ黒糖ドーナツ宇治抹茶白玉より。

ふわっとした生地は黒糖風味。そして生地のセンターに配置された白玉、周囲を囲む宇治抹茶ホイップとあずき。

こんな贅沢な組み合わせが、かつてあったでしょうか。

しかしながら頬張ってみて、びっくり。固めの白玉とやわらかいドーナツの生地の組み合わせは、なんとも言えない珍妙さ。

やっぱり白玉はそのままでいただきたいなあ、というのが正直なところでした。

一方、宇治抹茶ホイップとあずきの組み合わせはなかなかのレベルの高さ。実は、この2つのフィリングが組み合わさったドーナツは、この「黒糖ドーナツ宇治抹茶白玉」だけ。

お勧めの食べ方は、白玉を抜いて脇に置いておき、宇治抹茶ホイップとあずきで構成されたドーナツを完食、さいごにデザートとして避けておいた白玉をいただくこと。この流れがお勧めです。

黒糖ドーナツ宇治抹茶わらびもち

白玉に続いては、わらびもち。

先ほどの白玉の一件があっただけに不信感を抱きながら頬張りましたが、わらびもちの「もっちり感」と生地のやわらかさは絶妙にマッチしており、いやはや美味い。

わらびもち好きの方は、食べて損はないでしょう。

フィリングは宇治抹茶ホイップと黒蜜ジュレの組み合わせ。

黒蜜の甘さが強いものの、トータルバランスとしてはなかなかのレベルの高さです。

生地の黒糖風味も相まって絶妙な逸品でありました。

ドーナツシュー宇治抹茶あずき

こちらの逸品、あずき好きには堪らないと思いました。

抹茶チョコの甘さは控えな一方で、あずきとホイップクリームが全力で甘さを主張してきます。

くしゅっとしたシュー生地が甘さの秩序を保っており、結果としてあずきの風味がうまく活きる。

材料構成の緻密さが最も感じられる逸品でありました。

当初、シュー生地と和ってそもそも合うの?という疑問がありましたが、ふたを開ければ単なる杞憂。

僕は今回のドーナツのなかで、いちばん好きだと感じました。

ドーナツシュー宇治抹茶黒蜜

こちらのドーナツシューは、甘すぎる。

軽いシュー生地と黒蜜ジュレの組み合わせは相性が良くないようで、黒蜜の甘さが猛威をふるいすぎています。

ドーナツにかかった、きなこチョコの甘さもなかなか主張が強く、甘党の僕でもつらいものがありました。

いちおう、宇治抹茶ホイップもサンドされていますが、上品な抹茶風味は黒蜜の甘さで見事に消失。

これは二度と食べることはないでしょう。

ポン・デ・ダブル宇治抹茶

ポン・デ・リングのポテンシャルの高さを改めて感じた逸品でした。

砂糖やきなこ、さらには醤油やカレーなど、どんなキャラとコラボしても結果を残せるポン・デ・リング。

抹茶との組み合わせなんて余裕、祇園辻利の抹茶を取り入れたポン・デ・リングが不味いはずがありませんでした。

ポン・デ・リングと抹茶の組み合わせは過去に何度も発売されていますが、祇園辻利のガチ抹茶とのコラボは、その完成形と言っても良いのではないでしょうか。

一見すると甘そうな、表面にたっぷりかかった抹茶チョコ。甘さは意外と控えめなので、甘すぎるのが苦手な方も安心して食べていただけます。

ちなみに、いつも思うのですがポン・デ・リングにチョコがかかったときの、入隅にしたたるチョコってエロくないですか?

ポン・デ・宇治抹茶きなこ

すこし甘さが欲しい方は、こちらをどうぞ。

抹茶チョコの代わりにかかった、きなこチョコの甘さを楽しむことができます。

ドーナツシュー宇治抹茶黒蜜にもかかっている、きなこチョコですが、チョコとしての完成度が高いことも特筆しなくてはいけません。

たとえるならば、ただでさえ美味しいチロルチョコきなこもちの上位互換といったところ。

チロルチョコきなこもち好きの方は是非お試しください。

生地には抹茶を練り込んであるので、きちんと抹茶も堪能できます。

お勧めの食べ方は、きなこチョコの面を下にして食べること。

舌に触れたきなこチョコの甘みの後に、ふわっと抹茶。僕はこの順序でそれぞれの味を楽しむのが最適解だと感じました。

宇治抹茶ホイップ

抹茶を全力で堪能したい方には、こちらのドーナツをお勧めします。

エンゼルクリーム用のふわっとした生地に、たっぷり詰まった宇治抹茶ホイップ。

頬張った瞬間に、ガツンと抹茶の苦みが感じられる逸品です。

ゆえに、コーヒーとは合いません。ドリンクオーダーの際はご注意を。

アイスミルクで苦みをやわらげながら楽しむ。それくらいがちょうど良いかもしれません。

それでは、退色しないうちにお召し上がりください。 

以上、今回の新商品「抹茶スイーツプレミアム」を食して思うこと、でした。