Archi.etc

Architecture & Things

TAJIMA社製の最高級メジャーALUMINISTの毎日撫でざるを得ない格好良さについて

世界で最も格好良いメジャーをご存知ですか?

一般的には、部屋や家具の大きさを測る際に重宝するメジャーというプロダクト。

コンベックスやスケールとも呼ばれ、建築の仕事に関わる方であれば欠かすことができないツールのひとつです。

ホームセンターの工具コーナーや、町の金物屋さんで購入することができる身近な道具ですが、一般のお店では、ほぼ巡り合うことができない最高の逸品があります。

TAJIMAという工具メーカーがある。

1909年に精密測定工具メーカーとして創業して以来、100年を超える歴史を刻みながら、今では総合建築工具メーカーとして品質の高い工具を作り続けています。

そんなTAJIMAは数多くのメジャーも製造しており、なかでも最高峰シリーズである「ALUMINIST(アルミニスト)」という逸品が本当に素晴らしいのだけど、あまりに人の目に触れる機会が少ないため痺れを切らした僕が紹介いたします。

何がそんなにヤバいのか

しぼりにしぼって3つの視点から、素晴らしさを語ります。

ずしりと手に沈みこむ高級感しかないアルミダイカスト製ボディ

手にとってまず衝撃を受けるのは、アルミダイカスト製ボディのどっしりとした重み。

「いやいや。建築の仕事をする以上、毎日持ち歩くスケールが重いとかありえないでしょ」と思った方とは、たぶん一生わかり合うことができません。今すぐこのページを閉じて有意義な時間を過ごされることをお勧めします。

さて。この手に沈みこむ重みは390グラム。それほどゴツくない見た目を裏切る贅沢な重量感が、なんとも言えません。

むしろこのちょうどよい重さが高級感すら感じさせ、「持つよろこび」とはまさにこのことだと実感すること間違いなし。

鈍く光る佇まいと重量感の組み合わせこそ、ALUMINISTの魅力なのです。

実用性も担保するマット加工のテープと黒く焼かれた先端の爪

もちろん見た目だけではありません。

目盛りの書かれたスチール製のテープ部分はマット加工がなされており、ほとんど光の反射しないため、ストレスなく目盛りを読むことができます。

もちろんテープの裏表両面に目盛りがプリントされており、利便性にも抜かりがありません。

先端の爪には焼入れ加工がされていることにより、従来の爪よりも高い強度が実現されています。

実務においては、この爪を引っ掛けて使用することが多くありますが、荒現場でガシガシ引っ掛けても問題なし。

正直なところ焼入れ加工が無くても、なかなか損傷することがない部分でありますが、そういう部分にさえ手を抜かないTAJIMAの本気度に頭が上がりません。

使い込むほどに美しくなるボディと共に実務経験を積むよろこび

表面の光沢が美しいALUMINISTですが、使い込むとさらに美しくなります。

アルミダイカスト製のボディは現場で使い込むうちに、細かな無数の傷が刻まれていき、その様子がなんとも美しい。

外からは確認することができませんが、メジャーの心臓部分であるバネはサビに強いステンレスで作られており、高い耐久性も備えています。

4年目を迎える写真のものは、現場で何度も落としたりしましたが、まだまだ現役。

建築の実務経験とともに長く付き合っていける。これだけでも十分に価値のある逸品なのではないでしょうか。

気になる色のレパートリーは、ガンメタとシルバーの2種類から。このエントリで紹介したものは下のガンメタです。 

個人的にはガンメタ推しですが、シルバーも端正な佇まいで素敵です。

皆さまの豊かな建築ライフにつながれば、嬉しいです。