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ミスドをこよなく愛する僕が新商品「ショコラコレクション」を食して思うこと|Donut Review

色とりどりのドーナツが並ぶ棚から、好きなものをトレイに乗せていく高揚感。

どっと疲れた日も、しんみり悲しい日も、あの輪っかのお菓子を頬張れば元気になってしまう。僕にとってドーナツは不思議な力のある食べ物です。

穴がないと成り立たない食べ物、というとなんだか不思議な存在ではありませんか?

「穴なしでは成り立たないもの」というと、アナと雪の女王、風俗産業あたりでしょうか。一世を風靡した名作や、人の営みから切っても切り離せないコンテンツが並びます。

冗談はさておき、僕のこよなく愛するミスドでは定期的に新商品が発売されます。

時に名作が生まれては消え、多くの人に求められた商品は時に復刻され、待ち望んでいたファンたちとの再会を果たす。

当ブログではそんな名作たちを残していくため、ひとつひとつレビューしていきたいと思います。

ただの自己満足ですが、気になる方は購入の参考にされても良いかもしれません。

さて。今回は2018年1月11日に発売された新商品「ショコラコレクション」について。

パティシエ鎧塚俊彦氏とミスタードーナツがコラボし生まれたショコラコレクションは、シューショコラとクロワッサンドーナツショコラ、チュロショコラという3種類のドーナツたちで構成されています。

各種フレーバーを合わせると合計6種類のドーナツが誕生しましたので、当エントリでは6個のドーナツについて食して思うことを書き残しておきます。

シューショコラ ダブルショコラ

お子様からお年寄りまで幅広いお客様に愛される味を追求するため、素材にこだわり抜いたというシューショコラのダブルショコラというフレーバーです。

名前のとおり、生地はシュー生地で構成されており、フレンチクルーラーほど軽くはない適度な"くしゅっと感"のある食感がとても美味しい逸品。

ショコラ風味のシュー生地に挟まったチョコレートホイップに、チョコレートコーティングとトップに振りかけられたフレークチョコの組み合わせは、世のチョコ好きを満足させるはずです。

チョコレートホイップのチョコ風味はクオリティが高く、チープさはありませんでした。

鎧塚シェフが農園まで実際に足を運んで厳選したという、ベトナム産カカオ豆のクオリティでしょうか。

その渡航にかかった経費分の価値はしっかり備えた美味しさがあり、個人的には是非、砂糖無しのホットミルクとお試しいただきたい逸品です。

シューショコラ オレンジ

引き続きシューショコラから、オレンジのフレーバーをご紹介します。

ダブルショコラとの違いは、中のホイップと表面のコーティング。

生地にサンドされているのは、オレンジピール入りのビターショコラホイップ。トップにはオレンジソースが斜めにかかり、一部に大粒のオレンジピールが乗せられています。

豊かにオレンジ香るものかと期待しておりましたが、オレンジピールが乗った部分以外はチョコレートの風味が圧勝しており、オレンジ感を味わうことはほぼできませんでした。

これならば、ドーナツのデザインを切り捨ててオレンジピールをまんべんなく乗せてほしかったなあというのが正直なところ。

原価に見合わないのであれば、いっそこのフレーバーは採用されなくても良かったのではないかと感じました。

シューショコラ アーモンド

シューショコラシリーズの最後はアーモンドです。

生地にサンドされたホイップにはシナモンが練りこまれており、チョコレートとシナモンの組み合わせの素晴らしさに感動しました。

これは商品名に「シナモン」というフレーズを織り交ぜても良かったのではと思うくらいに完璧な組み合わせで、僕はこればかり食べています。

控えめながらもトップに乗せられたアーモンドの食感もちょうどよい塩梅に主張していて、素材構成の巧みさに唸らせられました。

ショコラコレクションのなかでは最も美味しく、このあとに続くチュロショコラさえなければ今回のチームショコラ(今回の新商品群を示す。なお、筆者が勝手に命名)は今までの期間限定商品の歴史を覆すものであったのが残念でなりません。

チュロショコラ ローズフレーバー

ハートのかたちが可愛らしいチュロス生地のドーナツです。1ヶ月後に控えるバレンタインデーにうってつけのショコラドーナツですが、味についてはどうしても理解できませんでした。

ホワイトチョコレートとストロベリークランチでデコレーションされた生地は、生地全体をローズ風味のグレーズでコーティグされています。

このローズ風味のグレーズ。僕はどうしても理解できませんでした。

一口頬張ると、口いっぱいに広がるローズの香り。混乱する舌と鼻。脳内では危険を告げる信号が駆け巡ります。

一言でいうと、トイレの芳香剤を食べてしまったのかと思いました。

このローズ風味、ミスドでお茶するマダムたちにはウケるのでしょうか?ローズ風味さえなければ美味しい要素が揃っているだけに、もう本当に残念で仕方がありません。

これはダスキンの株価が大幅下落するんじゃないか、そんなところにまで心配が及んでしまうほどの衝撃でした。

クロワッサンドーナツショコラ トーステッドココナツ

2014年4月に登場し、あまりの美味しさに話題となったクロワッサンドーナツ。

その人気ぶりに2017年5月に復刻。昨年1年間海外にいたため、復刻したクロワッサンドーナツを食べられずヨーロッパの地で涙を飲んだ僕でしたが、その涙が今やっと報われました。

今回のショコラコレクションには、なんとクロワッサンドーナツのショコラ版が含まれているのです。

フレーバーは2種類あり、こちらはトーストされたココナツが美味しい逸品。

クロワッサンドーナツでお馴染み、サクサクしすぎの生地とショコラのマリアージュはダスキンがおくる禁じられた逢瀬の物語。トーストされたココナツの風味もなかなか良い味を出しています。

唯一、生地にサンドされたキャラメルソースがイマイチで、ソースはチョコレートにすべきだったのではと感じました。

ですが、そのイマイチ感を払拭してくれたのが次のドーナツ。クロワッサンドーナツショコラをお買い求めの際はアーモンドキャラメリゼをお勧めいたします。

クロワッサンドーナツショコラ アーモンドキャラメリゼ

先ほどのローステッドココナツとは異なり、こちらのドーナツにはチョコレートソースが挟まっています。

ショコラ風味のクロワッサン生地とチョコレートソースの相性はとても良く、特徴的な生地のポテンシャルを最大限に発揮させる組み合わせとなっています。

トップにかかったキャラメリゼされたアーモンドは、これでもかというほどカリカリしており、ドーナツ全体のクリスピー感はマックスに。

トーステッドココナツのキャラメルソースはイマイチでしたが、キャラメリゼされたアーモンド程度のキャラメルレベルであれば、チョコレートの風味を損ねることなく共存することが可能。

何事もバランスが大事であるということをドーナツから改めて学びました。

一点ご注意いただきたいのは、クロワッサンドーナツは全体的に重いため1個で十分かと思います。お腹の空き具合と相談のうえ、ご購入ください。

以上、今回の新商品「ショコラコレクション」を食して思うこと、でした。